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過去に海水用途に使用される弁類の損傷事例は枚挙に暇がないほど多発しておりましたが、昨今、耐海水腐食という点では、
接液部を特殊金属あるいはゴム、ナイロン等のライニング、コーティング材で覆うことによって、その効果が実証されています。
しかし、貝、フジツボ、海草等の海洋生物の付着という問題は、これまで主たる防除対策として用いられてきた酸化銅や
有機スズ化合物、塩素ガス等が、その毒性が取り沙汰され、環境に優しい防除材の開発が叫ばれながら、いまだ解決に至っておりません。
海洋生物の付着により、弁の作動や機密性を阻害するばかりか、冷却効果の
低下、海洋生物を除去するメンテナンスに要する手間、死貝の異臭等の環境問題など、困難な課題を残したままになっています。
当社は、耐海水腐食に対して、ナイロンコーティング弁あるいはゴムライニング弁を開発し、国内外の発電所並びに工場に、
相当の納入実績を誇っております。このたび、ゴムメーカーを主体とする産官学共同グループと、フッ素樹脂メーカーとの共同開発により、
海洋生物が付着し難く、メンテナンス時に除去しやすい、特殊ゴム及び特殊フッ素樹脂のライニング・コーティング弁を開発。
1年間の海水浸漬試験並びに覚醒試験を経て、発売の運びとなりました。
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●特殊ゴム、特殊フッ素樹脂で接液部を前面被覆
●海水腐食を完全シャットアウト
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●海洋の汚染がなく、魚介類にも無害
●抜群のシール性と耐久性を誇る
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シンプルな構造が 確実な機能を証明します。 |
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O リング |
外部よりの塵埃の進入を防止しグランドレス
シールを保証します。
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上部弁棒 |
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分割型弁棒の採用により弁体断面積が小さくなりました。
また、ロングガイド方式が弁棒の振れを防止しています。
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ブッシュ |
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グランドレスシール |
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V型パッキングやOリングをはるかにしのぐ寿命と気密性を
備えた完全なグランドレス構造です。
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角型接合 |
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ピンやネジを使用していませんのでゆるみやガタの心配がなく
確実な操作ができます。
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弁体 (特殊フッ素樹脂で全面コーティング) |
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自動調心と高精度加工により軽快な操作が可能です。
もちろん流れ方向には無関係に使用できます。
特殊フッ素樹脂とはPEA・FEPを複合し、非粘着性、耐食性、耐浸透性、高純度性等を
向上させた特殊グレードのフッ素樹脂です。
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シートライニング (AMBゴムで全面ライニング) |
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AMBゴムを金型により弁箱内面に圧入し加硫焼付けされますので耐久性、気密性とも抜群です。
AMBゴムとは、Anti Marine Bioの略で造語です。配合については特許出願中。
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下部弁棒 |
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弁体の回転を滑らかに保持し自動調心作用を助けます。
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ブッシュ |
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O リング |
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| 呼び口径 |
50A(2B)〜1,200A(48B) |
| 適用規格 |
JIS B2032「ウエハー型ゴムシートバタフライ弁」に準拠 |
| 型式 |
ウエハー型(面間寸法はJIS B2032に適合) |
| フランジ接続 |
JIS 5K / 7.5K / 10K ・ ANSI 125 / 150Lb 他 |
| 主要材質 |
弁箱 |
FCD450+AMBゴムライニング(膜圧4〜30mm) |
| 弁体 |
FCD450+特殊フッ素樹脂コーティング(膜圧500μm以上) |
| 弁棒 |
SUS403 |
| 設計温度 |
最高使用温度は、80℃ |
| 設計圧力 |
最高許容圧力は、0.98MPa(10kgf/u) |
| テスト圧力 |
耐圧 |
1.96MPa |
| 弁座漏洩 |
最高使用圧力(但し、Max0.98MPaまで)<両面シール可能> |
| 操作方式 |
手動式 |
ロックレバー式(標準) |
| 弁座漏洩 |
ウォームギアー式(標準) |
| 弁座漏洩 |
トップハンドルギアー式(オプション) |
| 電動式(オプション) |
| 空動式(オプション) |
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| ※上記以外の特殊仕様につきましては別途ご相談ください。 |
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実証試験に基づく、
ゆるぎない信頼性
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1万回の耐久試験クリア、 安定して、10Kシール保持
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■AMBゴムの実証実験
・物性値試験
・耐海水性浸漬試験
硬さ変化
引帳強さ変化率
伸び変化率
・オゾン劣化試験
・海水浸漬試験
福岡県有明海
長崎県橘湾
九州電力・松浦発電所
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■特殊フッ素樹脂の実証実験
・塩水浸漬試験
・摩擦摺動試験
・水中摩滅試験
・密着強度試験
・海水浸漬試験
・補修試験
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■試供弁による実証実験
・ゴムライニング材品質試験
・特殊フッ素樹脂コーティング材品質試験
・弁耐圧試験
・弁座漏洩試験
・オゾン劣化試験
・耐久試験(1万回開閉試験)
・海水浸漬試験
福岡県有明海
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−−−−−有明海における
海水浸漬試験−−−−−
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浸漬前(00'07.31)
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431日後(01'10.05)
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■AMBゴムライニング弁箱
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フジツボの付着(なし)
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■特殊フッ素樹脂コーティング弁(弁箱はAMBゴムライニング)
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フジツボの付着(少)
(途中から弁箱を取り外してテスト、
右半面の縦の筋は固定用ロープ)
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■NBRゴムライニング弁(弁体はFCD450)
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フジツボの付着(多)
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| ●試料(3種類) |
| 1 |
AMBゴムライニング弁箱 |
弁箱 |
FCD450+AMBゴムライニング |
| 2 |
特殊フッ素樹脂コーティング弁 (弁本体部組立品) |
弁箱 |
FCD450+AMBゴムライニング |
| 弁体 |
FCD450+特殊フッ素樹脂コーティング |
| 3 |
NBRゴムライニング弁 (弁本体部組立品) |
弁箱 |
FCD450+AMBゴムライニング |
| 弁体 |
FCD450 |
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| ●浸漬条件 |
| 浸漬場所 |
浸漬期間 |
浸漬方法 |
| 福岡県有明海 |
H12.7.31〜H13.10.5 (14ヶ月経過、継続実施中) |
福岡県有明水産試験場の観潮塔の地面から、1mの位置に試料をロープでくくりつけた。
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| ●海水環境因子の年間変動範囲 |
| 水温 |
8〜28(℃) |
栄養塩類(窒素量) |
最大 約42(μg at/L) |
| 塩分 |
0〜31 |
干満差 |
最大 約6(m) |
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| ●試験結果 |
| 試料名 |
海洋生物の付着状況 |
| 1 |
AMBゴムライニング弁箱 |
付着なし。 |
| 2 |
特殊フッ素樹脂コーティング弁 |
弁体に若干付着。(手で触ると簡単に落ちる。) |
| 3 |
NBRゴムライニング弁 |
前面にびっしり固着。(工具でも落ちない。) |
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